コロナワクチン、インフルエンザワクチンの予約受付中です。電話での予約をお願いします。

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)

上部消化管内視鏡検査は一般的に胃カメラと言われます。内視鏡を口もしくは鼻から挿入し、咽頭・食道・胃・十二指腸の一部を観察します。最近は内視鏡性能の進歩と内視鏡医の技術の進歩によって以前に比べ早期がんを発見しやすくなっております。

当院では鎮静剤を使用することができますので、苦痛の少ない検査をすることができます。極細径内視鏡を導入しておりますので、のどの違和感の軽減になり、今までより楽な検査になると思われます。また、鼻からの内視鏡(経鼻内視鏡)もできますので、これまで胃カメラが苦手だった方や不安がある方は事前にご相談いただけましたら患者様に適した検査をご提案いたします。(ブログで解説していますのでご参考ください胃カメラはきつい?

*経鼻内視鏡について詳しく知りたい方はこちらから

胃カメラのやり方

まずは胃カメラがどういうものかどうかですが、一度も胃カメラを受けたことがない方は、胃カメラをどのように受けるのかも全くわからないと思います。オリンパス社が胃カメラの受け方を動画にしていますのでご参照ください。

当院の予約から検査を受けた後までの流れはこちらから

*オリンパス社「おなかの健康ドットコム」より

このような症状があるときに胃カメラをお勧めします

のどの詰まった感じ

胸やけ、胸痛

胃もたれ、胃痛

食欲低下

体重減少

便が黒い

当院の胃カメラの特徴

鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査

当院では鎮静剤を使用することができますので、苦痛の少ない内視鏡検査が可能です。検査時間は10分前後ですが、組織検査や詳細な観察が必要な方はもう少し時間がかかることもあります。

最新技術による観察

当院ではオリンパス社の内視鏡システムを使用しており、独自技術のNBIを活用することで早期がんなのどの疾患が見つけやすくなっています。

経験豊富な内視鏡専門医による観察

がんの診断や治療を多数行ってきた専門医が検査を行いますので、がんの早期発見や苦痛の少ない検査を心掛けており、安心して胃カメラを受けていただけます。

胃がん検診、胃透視異常の精密検査にも対応しています

当院は熊本市の胃がん検診の実施機関になっており、胃透視(バリウム)検査で異常があったときの精密検査にも対応しています。

ピロリ菌感染を見逃さない

ピロリ菌感染に感染すると萎縮性胃炎になり、萎縮性胃炎があると胃がんができやすくなります。萎縮性胃炎は軽度のものであれば診断が難しいことがあり、熟練した内視鏡医でないと見落とす場合があります。

経鼻内視鏡も行っています

経鼻内視鏡は一般的に口からの内視鏡に比べ苦痛が少ないとされており、嘔吐反射がきつい方、鎮静剤のアレルギーがある方、鎮静剤をご希望されない方は経鼻内視鏡をお勧めします。

胃カメラによってわかる病気

逆流性食道炎

胃炎

ポリープ

胃・十二指腸潰瘍

食道・胃・十二指腸がん

粘膜下腫瘍

こんな症状の時に疑う消化管疾患

症状ごとの代表的な消化管疾患は以下の通りです。必ず以下の病気が見つかるわけではなく、食道~十二指腸は周囲に他の臓器もあるので他臓器の疾患が見つかる場合もあり、症状のみで病気を診断をすることは難しいことが多いです。

*下記以外にも疾患は多数ありますが、稀ですので代表的な疾患のみ記載しております。

【のどの詰まった感じ】 機能性ディスペプシア逆流性食道炎、がん(咽頭、喉頭、食道、甲状腺など)

【胸やけ・胸痛】機能性ディスペプシア、逆流性食道炎、カンジダ食道炎、胃炎、胃潰瘍、がん(食道、胃など)

【胃もたれ・胃痛】機能性ディスペプシア、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、がん(胃)

【食欲低下・体重減少】機能性ディスペプシア、逆流性食道炎、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、がん(すべて)

【黒い便が出る(=出血している)】逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、ポリープ、がん(食道・胃・十二指腸、小腸)

胃カメラはいつすればいいか

一般の方は胃カメラに対してきつい、こわい、不安だといった印象をお持ちの方が多く、いつどのようなときに胃カメラをすればいいかもわからない方が多いのではないかと思います。

まずは胃カメラがどういう検査かということですが、胃カメラの大きな役割としては4つあります。

  • 腹痛などの症状がある場合の原因検索
  • 癌の早期発見(がん検診を含む)
  • 健康診断での異常:胃透視(バリウム検査)異常、ピロリ検査陽性
  • 潰瘍や癌などの治療後の定期検査や慢性胃炎等の経過観察

いつすればいいかというと、上記にあるような症状があるときにあります。

胃カメラをうける手段として、その他に健診がありますが、健診には職場の健診や人間ドック、がん検診などがあり、これらは通常無症状の時に行います。健診に関してはいつ受けるかを自分で決めなければいけません。一般的に癌の発生が30歳代から多くなってくるので、胃カメラは30歳前後から受けた方がいいと言われます。

胃カメラをすれば癌を発見することができますが、それと同じくらい重要なことが萎縮性胃炎の存在の確認です。萎縮性胃炎は聞きなれないと思いますが、慢性胃炎の一種でピロリ菌感染によって引き起こされる胃炎を言います。ご存じの方も多いと思いますが、ピロリ菌は胃癌を引き起こすことがありますので、ピロリ菌感染が確認された場合、早めの除菌が必要です。

*ピロリ菌の検査と除菌についてはこちらをご覧ください。

 

検査料金表(診察、処方、採血の料金は除きます)

検査3割負担健診(10割負担)
胃カメラ約3600円約12000円
組織検査(1臓器の場合)各検査+約4000円