胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)

上部消化管内視鏡検査は一般的に胃カメラと言われます。内視鏡を口から挿入し、咽頭・食道・胃・十二指腸の一部を観察します。最近は内視鏡機械自体の進歩と内視鏡医の技術の進歩によって以前に比べ早期がんを発見しやすくなっております。

このような症状があるときに胃カメラをお勧めします

飲み込みにくい

胸やけ、胸痛

胃もたれ、胃痛

食欲低下

体重減少

便が黒い

当院の胃カメラの特徴

鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査

当院では鎮静剤を使用することができますので、苦痛の少ない内視鏡検査が可能です。検査時間は10分前後ですが、組織検査や詳細な観察が必要な方はもう少し時間がかかることもあります。

最新技術による観察

当院ではオリンパス社の内視鏡システムを使用しており、独自技術のNBIを活用することで早期がんなのどの疾患が見つけやすくなっています。

経験豊富な内視鏡専門医による観察

がんの診断や治療を多数行ってきた専門医が検査を行いますので、がんの早期発見や苦痛の少ない検査を心掛けており、安心して胃カメラを受けていただけます。

胃カメラによってわかる病気

逆流性食道炎

胃炎

ポリープ

胃・十二指腸潰瘍

食道・胃・十二指腸がん

一般の方は胃カメラに対してきつい、こわい、不安だといった印象をお持ちの方が多く、いつどのようなときに胃カメラをすればいいかもわからない方が多いのではないかと思いますので詳しく解説していきます。

まずは胃カメラがどういう検査かということですが、胃カメラの大きな役割としては4つあります。

  • 腹痛などの症状がある場合の原因検索
  • 癌の早期発見(がん検診を含む)
  • 胃透視(バリウム検査)異常
  • 潰瘍や癌などの経過観察

いつすればいいかというと、上記にあるような症状があるときにあります。

胃カメラをうける手段として、その他に健診がありますが、健診には職場の健診や人間ドック、がん検診などがあり、これらは通常無症状の時に行います。健診に関してはいつ受けるかを自分で決めなければいけません。一般的に癌の発生が30歳代から多くなってくるので、胃カメラは30歳前後から受けた方がいいと言われます。

胃カメラをすれば癌を発見することができますが、それと同じくらい重要なことが萎縮性胃炎の存在の確認です。萎縮性胃炎は聞きなれないと思いますが、慢性胃炎の一種でピロリ菌感染によって引き起こされる胃炎を言います。ご存じの方も多いと思いますが、ピロリ菌は胃癌を引き起こすことがありますので、ピロリ菌感染が確認された場合、早めの除菌が必要です。