ピロリ菌は主に幼少期に口から感染し、慢性胃炎(萎縮性胃炎)を引き起こします。ピロリ菌の感染は胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどに関連しており、治療することによりその発生や再発を予防することができます。 ピロリ菌感染の感染経路は、上下水道が整備されていない井戸水や、親族からの経口感染が主と言われております。昔はほとんどの方が感染していましたが、上下水道の整備や衛生環境の改善によりピロリ感染者は徐々に減っております。2010年の統計ではピロリ感染者は60歳代で50%以上ですが、20歳代では10%未満と減少しています。

肝臓外来