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医師コラム

当院医師のコメントが雑誌に掲載されました

雑誌『週刊現代』(2024年3月9日号)の「肝臓と腎臓の常識が変わった」の項に当院の成田礼医師のコメントが掲載されています。

非アルコール性脂肪肝やFIB-4 indexについてコメントしており、バックナンバーからであれば閲覧可能です。

当院ブログの「脂肪肝について(非アルコール性)」、「FIB-4 indexとは?」でも詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。

アルコールをそこまで飲まない方の脂肪肝が増えています。当院外来には健康診断で肝機能異常が指摘されて受診すする方が多くおられますが、特に若い世代の方が多いように感じます。そのような方のほとんどは脂肪肝であり、学生時代から体重が増えている方が多い印象です。学生から社会人になって運動することが少なくなっても、食べる量は学生時代と変わらないことが原因になっているのではないかと推測しています。

若い方は脂肪肝になって日が浅いので、線維化がそこまでなくFIB-4 indexはほぼ基準値内です。ただ、脂質異常症の合併が多く、このままの状態が継続すると線維化が進展したりするので、若いうちから介入することで肝硬変への進展やがん化を抑えることができると考えています。

脂肪肝に特効薬はなく、基本的な治療は食事運動療法になります。言い換えるとダイエットになりますので、治療がうまくいく方もおられますが、毎年健康診断で引っかかって受診される方のおられます。治療に関しては課題が多いところですが、本人の病気に対しての自覚とかかわり方が重要となってきますので、当院としても良い方向に持っていけるように心掛けています。

当院は肝臓専門医が診療しており、健康診断での肝機能異常や脂肪肝等の診療を行っています。その他、B型・C型肝炎ウイルス検査を行う委託医療機関・肝疾患専門医療機関ならびにB型・C型肝炎の指定医療機関・治療実施機関になっています。気になることがあればお気軽にご相談ください。

肝疾患に関しての概要はホームページにありますので、興味がある方は肝臓外来ページをご覧ください。

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